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歯列矯正は多少なりとも痛みをともなう治療です。
今回はワイヤー矯正の痛みにと対処法についてご紹介します。

矯正によって歯を移動させるときに痛みを感じます。

むし歯のような急激な痛みではなく、歯が浮いたような鈍い痛みと言われる方が多いですが痛みの感じ方は個人差が大きく、痛みをほとんど感じない方もいます。

痛みはワイヤー調整後3時間後頃から始まり2～3日、長くても1週間もすれば治まります。

【対処法】
痛みには個人差がありますが、痛み止めで緩和することも可能ですので心配な方は痛み止めを処方してもらうことも可能です。

またどうしても痛みが耐えられない場合は担当医の判断のもと、ワイヤーを調整することもあります。

歯が動く痛みがあるときに食事をすると、歯に圧力がかかりさらに痛くなることがあります。

痛みが治まるまではなるべく硬い食べ物を避けたほうが無難です。

【対処法】
噛むと痛いときは、豆腐やおかゆ、スープなどなるべく歯に負担がかからないものを食べるようにしましょう。

また大きく噛み切りにくいものは小さく刻んでから食べるなど工夫することで食事も楽しむことができます。

食事の際の痛みも2～３日で治まりますので、工夫しながら乗り切りましょう！

矯正装置が、口の内側や舌に接触し口内炎ができて痛みを感じることがあります。

またワイヤーの端が頬の内側に刺さって口の中を傷つけることもあります。

吹奏楽やスポーツをされる方は矯正装置でお口の中を傷つけないように注意して過ごしてください。

【対処法】
このようなときは、矯正装置が粘膜にあたるのを防ぐための矯正ワックスが効果的です。

ワックスを使用する際には、まずは歯磨きをして口腔内を清潔にします。

ワックスを付ける場所の水分をふき取り、米粒大～小豆代のワックスをくっつけます。

このときワックスが裏側にも入り込むようにゆっくり押しつけるのがコツです。

食後はワックスを外して歯磨きをしましょう！

ワイヤー矯正の痛みは装置の改良や治療技術の進歩により、かなり軽減しています。

痛みに個人差はありますが、日常生活に支障をきたすほどの痛みではありませんのでご安心ください。

また万が一、痛みを我慢できない場合は、担当医に相談しましょう。

ワイヤーを調整したり、痛み止めを処方するなど適切な処置をしてもらえます。

彩都西歯科クリニック　歯科医師　伊原 勝換

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