歯並びの悪さがコンプレックスだという方は多いです。
確かに歯並びは見た目の印象に大きく影響します。
しかしその影響は、見た目だけではありません。
今回は歯並びが体に及ぼす影響について解説していきます。
外国人が日本人の歯並びを見て驚いた、という話を聞いたことがあるかもしれません。
ある調査によると、アメリカでは2人に1人が矯正治療を受けるのに対し、日本は平均で5人に1人しか矯正治療を受けていません。
昔に比べ矯正治療を受ける方は増えてはいるものの、他の先進国と比べるとまだまだ低い水準です。
では、歯並びの悪さを放置するとどんな影響があるのでしょうか?
歯並びが悪いと、歯を磨くことが難しくなります。そのため汚れが残りやすくなり、虫歯になる危険が高くなります。
①と同じで歯磨きがしづらいため、歯周病リスクが高まります。
歯並びが悪いと、噛み合わせも悪くなります。そのため口呼吸をする方が多いです。
口呼吸をするとドライマウスになります。
そしてお口の中が乾くと細菌が繁殖しやすくなり、口臭がきつくなります。
歯並びが悪いと、正しい噛み合わせからズレ、顎に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。
特に女性の方に多く見られます。
歯並びが悪いとよく噛むことができないため、食べ物をよく咀嚼せずに飲み込んでしまいます。
そうすると胃腸などの消化器官に負担を与えてしまいます。また噛まずに食べることは知能の発達にも影響を与えることがあります。
噛み合わせが悪いと、噛み癖が出てきます。片側だけでいつも食べていると、徐々に顔のバランスが左右で変わっていきます。
噛み合わせがずれると、体全体のバランスもズレてきます。
そのため慢性的な頭痛や肩こり、めまいなどの症状が出る場合があります。
歯並びの改善には、やはり矯正治療がオススメです。
大人になってから金属の装置を付けるのは恥ずかしいと思われるかもしれませんが、人から見えないよう歯の裏に装着する舌側矯正というものもあります。
またマウスピース矯正治療は、自分専用の透明なマウスピースはめて歯を徐々に動かしていくため、人からはほとんど気づかれません。
どの治療方法もメリット、デメリットがあります。
また歯並びによって、治療方法が異なる場合があります。
ぜひ歯科医師のカウンセリングを受けてから決めてください。キレイな歯並びは笑顔に自信をもたらすだけではなく、体の健康にも影響を与えます。気になる方は一度相談してみましょう。
彩都西歯科クリニック
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