みなさんは歯ブラシをどうやって選びますか?
好きな色や手軽なお値段、テレビCMで気になったもの等…なんとなく選んでいるという方も多いのではないでしょうか?
実は歯ブラシには選び方のコツがあるのです!
歯ブラシの持ち手の部分や毛束の種類は、年齢や清掃目的に合わせて、様々あります。自身に適した歯ブラシでないと磨き残しをしてしまったり、歯や歯茎を傷つけることにもなりかねません。
歯ブラシは使うための目的や歯並び、年齢を考えながらいくつかのポイントを抑えて選ぶことをお勧めしています。
毛質は「かため」「ふつう」「やわらかめ」の3段階です。歯磨き圧の強い方が「かため」を使うと歯や歯茎を傷つけてしまいます。
また、歯周病などで歯茎が痛んでいる方や知覚過敏症の方には「やわらかめ」がお勧めです。
大きな毛束だと、奥の方の細かい部分や歯並びが凸凹している部分に毛先が届きにくくなります。目安は真ん中の前歯2本分と言われていますが、歯並びによって狭い部分がある方は小さ目の方が使いやすいでしょう。
毛先の形状が細くカットされた形状や全体的に山切りカット、一部突出しているもの等あります。歯と歯の間にきちんとフィットする毛並びでないと、逆に清掃効果が悪いこともあります。まずは水平のものを使ってみましょう。
基本的にストレートな形状がおすすめです。小さなお子さんはグーで持つので、丸みを帯びていて短めのもの。4~5歳以上くらいからは
えんぴつ持ちを推奨されており、四角い板状の形が持ちやすい形です。先端付近が細くて長いものの方が奥の方で小回りが利いて便利ですよ。
基本的な歯ブラシの選び方がどのお口の状態にも当てはまるわけではありません。矯正中は装置が当たって磨きにくくなりますし、小さいうちは仕上げ磨き用でのケアも必要になります。
ブラシの中心の列の毛が短めで装置を付けた状態で磨きやすい形状の「矯正用」や、筆先のような形状の「ワンタフトブラシ」などを併用
して細かい部分の清掃をおこないましょう。
小さいお子さんは歯ブラシを噛んで毛先が開きがちです。また把持部も短いため、同じ歯ブラシで仕上げ磨きをしても清掃効率が良くありません。
仕上げみがき用にヘッドが小さく把持部は大人が持ちやすく長めに設計された「仕上げ磨き用」を併用しましょう。
彩都西歯科クリニック
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