マウスピース矯正と一口にいっても、さまざまな種類があります。
その中でもポピュラーなものがアソアライナーとインビザラインです。
今回はこれらの違いについてご紹介したいと思います。
どちらも透明で取り外しができる装置を歯列に取り付けて歯に圧をかけ、1ヶ月ごとに新しいマウスピースに取り替えながら整えていくといった作用は同じです。
アソアライナーは歯茎までしっかりと覆いかぶさるような深い作りになっていますが、インビザラインは歯の部分のみを覆う形をしているところが形状の違いです。
アソアライナーを付けてすぐは違和感を感じる方もいるようですが、フィット感にすぐになれますのでご安心ください。
マウスピース矯正の先駆けであり、シェア率も高いインビザラインはアメリカ合衆国発症で、今や世界各国に広まっています。
インビザラインのマウスピースは日本で製作できないため、歯型を作成した後は海外で作製するため時間がかかります。
対してアソアライナーは日本製。国内の技工所が製作をおこないますので、インビザラインよりも短い納期が望めます。
費用に関しては歯並びの度合いなどによって期間も変わるため一概には比較ができません。
もし、同じ症例にどちらを使うかという点で言うならば、アソアライナーの方が若干安価な傾向はあります。
ただし、かかった費用に応じた治療結果になるかどうかは別です。
アソアラナイーはインビザラインに比べて適応できる歯並びに限りがあります。
費用面でアソアライナーを選択したために、思うように歯が動かなかった場合は、インビザラインにしておいたほうがよかったということもあるので、歯科医師のアドバイスも加味して慎重に選択しましょう。
少し前までは、アソアライナーは毎月来院して歯型を採り新しいマウスピースの作り変えが必要だったため、最初の歯型のみで段階的にマウスピースを作製できるインビザラインのほうが通院頻度は少なく済みました。
ただ最近ではアソアライナーも技術の進歩によって、1回の歯型からソフト・ミディアム・ハードと3段階のマウスピースで1ステップとした作製方法に変化したことで、毎回歯型採りしなくてもよくなりました。
現在では患者側の希望と歯科医院側の推奨を擦り合わせながら来院サイクルを組めるようになっています。
代表的なマウスピース矯正であるアソアライナーとインビザラインには大きな機能や作用の違いはありません。
製作する場所の違いからのメリットや、どこまでの症例に適応するか等のメリットを考慮して選択することが大切です。
解らないことは遠慮なく歯科医師にお尋ねください。
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