歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる疾患です。
進行すると歯が抜け落ちる恐ろしい病気です。
今回は歯周病予防に効果的な食べ物をご紹介します。
歯周病菌はプラークをえさにして歯周病菌が増殖して歯ぐきに炎症を起こす病気です。
歯周病菌が口の中にいるだけでは、歯周病の症状を引き起こすことはありませんが、その歯周病菌をコントロールすることが歯周病予防にも効果があることが分かってきました。
今までの一般的な方法は、汚れを除去して歯周病の治療をしてきましたが、歯周病菌自体にアプローチする方法で乳酸菌が歯周病菌を抑制する働きがあることがわかってきました。
乳酸菌L1と歯周病菌を一緒にすると24時間で殺してしまいます。
これは乳酸菌LS1の善玉菌が作用するためで、乳酸菌のタブレットを毎日服用することで歯周病菌を20分の1に減らすことができたという例もあります。
また、悪玉菌を減らすことができるので、口臭にも効果があります。
この様に特定の乳酸菌が歯周病菌をコントロールができます。
【乳酸菌LS1を含む食べ物】
ヨーグルト・タブレット
カルシウムは歯を作るためには欠かせない成分でエナメル質を作る際に必要な成分です。
歯のエナメル質に傷がつくと汚れが着きやすくなります。
そのため、カルシウムをしっかり取って歯の再石灰化を促すと歯が修復するので、歯周病の予防に効果を期待できます。
またカルシウムは骨の密度も関係してくると言われているので、あごを支える骨にも良い影響を与えてくれます。
【カルシウムを多く含む食べ物】
牛乳・ヨーグルト・わかめ・豆腐
ビタミンCは歯ぐきのコラーゲン繊維の形成に重要な役割を果たしているので、歯ぐきの修復をする効果を期待できます。
またビタミンCが歯を支えるあごの骨の密度を高めることが動物実験で検証されています。
そして、歯周病の人はビタミンCの摂取量が少ない方が多く、特に喫煙をしているとビタミンCが破壊されてしまうので、ビタミンCを意識的に摂取するようにしましょう。
【ビタミンを多く含む食べ物】
アセロラ・いちご・レモン
歯周病は免疫力が低下すると増殖するので、バランス良く食事をすることは大切です。
そして、特定の乳酸菌やカルシウム、ビタミンCは歯や歯ぐきを修復する働きもあるので
積極的に摂取しましょう。
そして全体的な栄養素のバランスをみて食事をすると身体にもお口の環境にも良いですね。
彩都西歯科クリニックでは歯周病の治療が可能です。
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