キレイな歯並びは、その人の第一印象を良くします。
アメリカでは仕事の面接のときに、歯並びも考慮されるポイントとなっています。
とはいえ、「矯正の器具が人から見られるのは恥ずかしい」と思われるかもしれません。
そのような方にお勧めなのが、“舌側矯正”です。今回は舌側矯正のメリット・デメリットについて解説していきます。
歯を移動させるためにはブラケットと呼ばれる矯正の器具を歯に接着させ、徐々に歯並びを整えていきます。
通常、ブラケットは歯の表側につけられるため、矯正装置がかなり目立ちます。
しかし舌側矯正は、歯の裏側に矯正装置を接着させて歯を動かしていく矯正方法です。
【目立たない】
舌側矯正の一番のメリットは、目立たないことです。
矯正器具が歯の内側につけられるため、ほかの人から気づかれることはほとんどないでしょう。
【前歯を引っ込ませやすい】
舌側矯正は前歯を後ろに動かすのが、得意な矯正方法です。
【舌の癖を矯正できる】
人によっては、いつも舌で前歯を押し出してしまう癖がある方がいます。
そうすると前歯は前に倒れて出っ歯やオープンバイトなどの歯列不正につながります。
舌側矯正をするなら装置が歯の内側にあるため、舌で前歯を押すことが難しくなります。
結果、舌を正しい位置に矯正することができます。
【食事の時に気にならない】
矯正器具が表側についていると、食べかすなどが装置の間に入ってしまい、人に見られるのが恥ずかしく思われるでしょう。
しかし舌側矯正であれば、たとえ食べかすが挟まってしまっても、人から見られることはありません。
食事のストレスが軽減されるでしょう。
【違和感が強い】
歯の内側に矯正装置がつくため、違和感が強いでしょう。
また特に始めのころは、発音しづらく、滑舌も悪くなりやすいです。
【歯磨きがしづらい】
内側に矯正器具がついていると、どうしても歯磨きが難しくなります。
むし歯や歯周病を予防するためには、普段以上のケアが必要になってくるでしょう。
【費用が高価になる】
表側矯正と比べると、舌側矯正は費用が1.5倍ほど高くなります。
舌側矯正は他人から気づかれることなく、歯並びを矯正することができる一方で、違和感が強かったり、歯磨きがしづらかったりするデメリットもあります。
カウンセリング時に担当の矯正医と、それぞれの矯正方法のメリット・デメリットを相談して、一番ふさわしい矯正方法を選びましょう。
彩都西歯科クリニック 歯科医師 伊原 勝換
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