何だか子どもの機嫌がわるかったり、食事を嫌がるのでお口の中をのぞいてみたら口内炎ができていたことはありませんか?
今回は子どもの口内炎の原因と予防法について詳しく解説していきます。
【アフタ性口内炎】
アフタ性口内炎とは、ごく一般的な口内炎のことです。
ほっぺたの粘膜や舌に白っぽいできものできます。
たいていの場合は2週間以内には治ります。
その間は刺激の強い食べ物や熱いものは痛みを感じることが多いため、注意が必要です。
熱くない野菜スープや、ヨーグルトなどを食べさせ、規則正しい生活をするように心がけましょう。
【ウィルス性の口内炎】
口内炎の中には、ウィルス感染からくるものもあります。いくつか解説していきます。
【1】 ヘルペス性口内炎
単純ヘルペスウィルスの感染によって生じる口内炎です。
生後6ヶ月から3歳の子どもが発症しやすいです。
歯ぐきや喉の奥に複数個できることが多く、痛みと高熱を伴います。
【2】 ヘルパンギーナ
コクサッキーウィルスA群の感染によって起こる口内炎です。
お口の粘膜に水疱がいくつもでき、高熱も出ます。
1歳代の子どもがなることが特に多いです。2~4日間ほど熱が出ます。夏に流行することが多いです。
【3】手足口病
手足口病はエンテロウイルスやコクサッキーウィルスの感染によって起きる病気です。
5歳以下の子どもがかかることがほとんどです。
夏に流行することが多く、お口の中の粘膜、手のひら、足の裏などに水疱ができるのが特徴です。
お口の中の水疱が破れて口内炎のようになると、痛みで食べたり飲んだりすることを嫌がることがあるでしょう。
痛みがあるときは刺激の強いものや熱いものは避け、プリンや冷たいスープなどで栄養をつけてあげましょう。
保育園や幼稚園などに通っていると、どうしても病気をもらってしまったり、逆にこちらが移してしまうことがあります。
感染症の予防のために以下のことを気を付けてください。
まずはこまめに手洗いうがいをしましょう。
またアルコール消毒なども効果的です。
他にもタオルの共有は避けてください。
便などにもウィルスが含まれるため、おむつをかえた後などはしっかりと手洗い・消毒をしましょう。
もちろん完全に予防することは難しいですが、小さいうちから手洗い・うがいを教え感染症予防に努めましょう。
茨木市彩都の歯医者・矯正歯科
彩都西歯科クリニック 歯科医師 伊原 勝換
大阪モノレール 彩都西駅から徒歩3分 駐車場完備