同じ虫歯でも症状が違うと感じたことはありませんか?
ひとことで虫歯といっても進行度で症状が変わってきます。
むし歯は初期段階では自分でも気がつかず、いつの間にか進行してしまっていることも少なくありません。
そこで今回は、虫歯の進行度についてご説明させていただきます。
歯の表面のエナメル質が溶かされて、歯が『脱灰』している状態です。
この段階は虫歯になりかけの状態といえます。
見た目は透明感のない白い色をしていて、穴はあいていません。
この段階では、自覚症状はなく、痛みや症状はほとんどありません。
歯のエナメル質まで虫歯ができて、黒くなったり、茶色に変色してしまっている状態です。
エナメル質のみの虫歯なので、大抵痛みは出ません。
この段階では自覚症状が少なく、定期検診で見つかることが多い虫歯です。
ただ、エナメル質の深い部分まで虫歯が進んでしまうと、冷たいものがしみてしまうこともあります。
虫歯がエナメル質の下の象牙質まで進行した状態です。
自覚症状が出てきて、冷たいものや甘いものがしみる様になってきます。
また、象牙質の中でも神経に近い部分にまで虫歯が進行してしまうと、ズキズキした痛みが出ることもあります。
虫歯が進行してしまって、神経にまで達した状態です。
何もしていなくてもズキズキとした痛み、更に冷たいものや熱いものなどの刺激が加わるとかなりの痛みを感じます。
歯の上の部分(歯冠)がほとんど無くなってしまって、根しか残っていない状態です。
神経が死んでしまっていることがほとんどで、痛みは感じません。
また、根の部分が虫歯に侵されてしまうと、膿が出てくることもあります。
この段階まで進行すると歯を残すことが難しくなってしまい、抜歯をしなければならないこともあります。
虫歯は進行度によって症状が違います。
初期の段階で治療することが、身体的負担も経済的負担も軽くなるので
早期発見することが重要になりますが初期段階では自覚症状が少なく気がつかないうちに進行しまうことが良くあります。
そうならないためにも定期的に歯科検診を受診することをお勧めします。
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