永久歯の歯並びが正しい位置に並ぶためのポイントは、乳歯がまだ生える前からの顎の成長から始まっています。
将来永久歯に抜け変わるとき、スムーズに交換しあるべき位置に歯がならぶためにどんなことを意識しておけばよいのでしょうか?
歯が生え始める6~7カ月頃までの母乳やミルクを吸う運動や、おもちゃを咥えたりして遊んだりする日常生活が顎の成長に大きく関わっています。
人間は誕生してすぐに「母乳を飲む」というお口の働きを開始します。
これを「吸てつ運動」といい、上顎や舌を成長させます。
ミルク育児でも顎は成長します。その場合は、ゴムが柔らかいもの古くなったものは控えましょう。
「吸いやすいもの=お口に合って良いもの」とは限りません。
離乳食は月齢を考えるだけではなく、お子さまのお口の成長に合わせて進めましょう。
歯の無い時期、前歯だけの時期、奥歯が生えてくる時期、すべて生え揃う時期と、成長に合わせた食材や調理を心掛けることで栄養面だけでなく、お口の機能を正しく成長させることにつながります。
3~4歳には口周りの筋肉が発達し、鼻で呼吸できるようになります。
この筋肉を鍛えると自然と口元が閉まって鼻呼吸になり、口唇や舌で圧迫され、歯並びが整うようになります。
逆に弱いと口呼吸になり、歯並びを悪くする原因になります。
口周りを動かすための遊びを取り入れてみましょう。
ラッパを吹く、風船を膨らませる、ストローを使う(吹き戻しやシャボン玉)といった遊びは、口輪筋を刺激し口元がキュッと引き締まります。
また、舌でタッピングして音を出す、唇をブルブルと震わせる運動も筋機能アップにつながります。
小さな子どものうちから生活習慣を気を付けることで、歯並びが悪くなることを予防できることもあります。
お子さまの健康な歯のためにも生活習慣に気をつけてあげましょう。
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