通常乳歯から永久歯に変わっていくのは、6歳前後です。そこから徐々に中学生ごろまでに28本の永久歯が生えてきます。
しかしお子さんの乳歯がなかなか抜けないと心配になりますよね。
今回は、乳歯が抜けてこないときに考えられる原因と、その治療法について解説していきます。
個人差はありますが、乳歯の生え変わりがスタートするのは、6歳前後です。
乳歯の下に永久歯が生えてこようとすると乳歯の歯根は徐々に溶けて吸収されます。
歯根が吸収されると乳歯は抜け落ち、そのスペースに永久歯が生えてきます。
だいたい12歳前後、遅くても中学生までにはすべて生え変わります。
ではなかなか生え変わらない場合は何が原因なのでしょうか。
乳歯が抜けてこない時、どのような原因があるのでしょうか。
1.永久歯の位置がズレている
本来は乳歯の真下に永久歯が生えてきます。このため乳歯は徐々に歯の根っこが溶けて自然と抜けます。
しかし永久歯の位置がズレていると乳歯の根っこが吸収されないため、そのまま残ります。
まずはレントゲン写真を撮り永久歯の位置を確認、永久歯がずれている場合は乳歯を抜歯します。
2.乳歯が癒合歯のとき
癒合歯とは、2本の歯が癒合して1本の歯のようになっている状態です。
下から永久歯が生えてきたとしても、片方の歯の根しか吸収されないため、なかなか乳歯が抜けません。
癒合歯の場合、乳歯の交換時期になったら乳歯を抜歯して、永久歯の生えてくるスペースを確保します。
3.埋伏歯
何らかの理由で、顎骨の中に埋まっている歯を埋伏歯と呼びます。
永久歯が埋伏歯の場合、乳歯は抜け落ちずそのまま残ります。
このような場合、特に問題がなければ埋伏歯はそのままおいておきます。
埋伏歯が原因で歯並びが乱れる場合は、外科手術をして埋伏歯が生えてこれるようにします。
4.先天性欠如
もともと永久歯が先天的に存在しないことを、先天性欠如と言います。
実は、10人に1人の子が先天性欠如があると言われています。
多いのは、前から2番目の歯と5番目の歯です。
このような場合、子どもの間は様子を見ることが多く、大人になってから矯正をしたり、ブリッジやインプラント、部分入れ歯などの治療方法があります。
乳歯がなかなか抜けないと感じた場合は、一度歯科医院で検査してもらい、原因に応じた治療法を選択しましょう。
彩都西歯科クリニックは小さなお子さまでも安心して通える歯科です。
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